Casestudy 006 梅酒を世界に!日本だけでなく世界中に梅酒の素晴らしさを届ける!-CU9 代表 高田遼様-

CU9ケーススタディ

インタビュー相手

高田 遼 株式会社CU9 代表

ゆうき
ゆうき

高田さん、今日はありがとうございます。そして英語プレゼンお疲れ様でした。一緒にこれまでの英語プレゼンの取り組みを振り返りたいのですが、それにあたってまず初めに、高田さんの展開されている梅酒ブランドCU9(キュー)について、紹介をお願いします。

高田さん
高田さん

和歌山県のみなべ町を拠点に梅酒の製造と販売をおこなっています。みなべ町は紀州南高梅発祥の地で、私の実家も紀州南高梅農家でした。みなべ町は「梅酒特区」に制定されていて、町内だけでも小規模農家が100近い数あり、皆さんが自前のレシピで梅酒を作っているという素晴らしい文化が根付いています。ただ、皆さんベースが農家なので、ブランディングに力を入れたり、海外発信に力を入れるということが出来ていませんでした。良いものを作っているのに発信力がない、はっきり言ってしまうと売れていないという状況にあったんです。
 そこで、私自身の東京でマーケティングや貿易、ブランディングなどに携っていたという経験を活かし、自分が何か一つスパイスをいれることで、もっともっと展開していってほしい。ひいては故郷であるみなべ町に貢献できたらと思い、CU9という事業をスタートしました。

ゆうき
ゆうき

ご実家が梅農家だったのですね。梅酒の中にそのような独自文化が根付いているのは、初めて聞きました。とても興味深いですね。
そんな中、CU9というブランドを通して海外に向けてより発信をしていきたいとのことで、どのような想いや計画があるのでしょうか?ぜひ海外展開に関する展望を教えていただきたいです。

高田さん
高田さん

「梅酒」についてポテンシャルという意味でいうと、まだまだ未知な部分はあるんですが、どこで見つけていただいたのかフランスの方から急に連絡がきたこともあるんです。日本食ブームというのは既に海外でも根付いていて、どんどん日本食レストランは増えています。そこで既に浸透しつつある日本酒や焼酎とは一歩違った、日本食に合う日本のクラフトな酒を!ということで、梅酒という存在感がひっかかったのかなと思いました。
 他にも、アメリカやカナダの方にとか梅酒を飲んでもらうと、びっくりされるんです。「こんなお酒知らなかった!」って。アメリカやカナダ、特に若い人は梅酒を全く飲まない、飲んだことがないので、まずは興味本位で飲んでもらうというのもフックになると思っています。
 そんな感じで、梅酒はまだ欧米にマーケットというものがありません。そこに安さを売りに「安かろう悪かろう」で入っていかずに、梅酒を世界に広げる最初のブランドとしての一歩だからこそ、初めから高クオリティのものを適正な値段で、スピリッツやワイン、海外で既に盛り上がっている日本酒など、他のお酒に対抗できるような戦い方をしたいと考えています。

ゆうき
ゆうき

フランスからですか。どういった背景やルートなのか、気になりますね…!こうやって日本オリジナルのコンテンツが海を越えて海外の人や企業から選ばれるというのは誇らしいですし、ぜひ梅酒を通じて世界をもっともっと世界をびっくりさせていって欲しいです…!
では続いて、今回1ヶ月程度の時間をかけてCU9を紹介する英語のプレゼンテーションに取り組まれた理由、そして終えた後の感想をお聞かせください!

高田さん
高田さん

もちろんサービス立ち上げまでの間に、香港や台湾の方達には話をしたことがあったので、CU9の取り組みについて英語で話す機会はありました。ですが、実は梅酒に興味を持っていない初めての方にお話をしたことはなく、そこを強化するための今回の取り組みでした。
 内容としては、まず端的に何を伝えたいのかを、単語(アイテム)で整理するところから始めました。その時に改めて、事業としてどのポイントが重要かという自分の整理にもなりましたし、英語で話す際に”伝え方”というものを特に意識せずにコミュニケーションをとっていたなという反省点も見えました。とにかくシンプルに、色々なことを喋りたくなる衝動を抑えながら、1分~1分半のプレゼンにおさめるということだけを意識しました。「とにかく端的に伝える!」ということをイメージしましたね。あとは繰り返し、考えたことがスムーズに伝わるように、話す練習をしました。
 今まで自分が英語を話しているところを撮って動画で見ることなんてなかったので、発音や話すトーンの癖などが、何百回という数をこなして客観視できたのはすごく面白かったです。「こんな風に喋ってたんだ」とか「この発音は改めて聞くと少し変だな」とか。そういう気づきは今まで出来なかったことなので、練習した1分~1分半のイントロに限らず、全体の英語力アップ(特に話すという力)に繋がったと考えています。

高田さん
ゆうき
ゆうき

詳細にありがとうございます。あらためて、高田さんが今回「徹底して」決めたことを取り組まれたのがこちらとして印象的でした。弱点を分析して、見つけた課題を徹底的に潰していく。シンプルですが、非常に効果的なことを徹底されたな と。本当に何百回も自主練習しましたもんね!
では最後に、コーチをつけるメリットとして感じた点をぜひ教えてください!

高田さん
高田さん

やはりありきたりな答えですが「強制力」かなと思います(笑)正直、自分は英語ができるなと思うようになってから、改めて英語を勉強するとか、上手くなるために人とコミュニケーションをとるという行為はしていませんでした。そんな中でコーチがいると定点観測ができるという強制力があるし、普段英語を話してても人から「上手いね」「下手だね」「そこ変だよ」みたいなことを言われることはまずないので、そこをちゃんと指摘してもらえる相手がいるというのはメリットだと思います。
 あとは自分だけで話していると、”使いやすい言葉”や”使いやすい表現”がかなり偏ってしまうことがあるので、そこに違うスパイス、アイデアをいれていただけるのも、コーチがいるメリットだなと感じますね。

ゆうき
ゆうき

わかります。特に新しい習慣やチャレンジングなことをするときには、勢いをつける&逃げられないようにする仕組み作りは重要ですよね。僕もそうやっていろんな分野でコーチをつけてます…。
あらためて今日はお時間いただきありがとうございました!そしてこれからのCU9と高田さんのますますのご活躍を応援しております!!

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この記事を書いた人
高橋 佑樹

ロサンゼルス在住。20代後半の時、とある経営者に「英語の付き人」として雇われ、その方とともに日米を行き来しながら英語を教える日々を1年間過ごす。その経験から。経営層が英語でビジネスができること=日本という国にとって良いことだと確信。自身もアメリカ現地での会社経営経験を経て、現在は日本企業のアメリカ進出支援事業とCXOに特化した英語コーチング事業を展開中。

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